barangay

こんにちは。

先週のことなんですが、折角貴重な体験をしたので、書きたいと思います。

今、DLSUで経済開発の授業を取っています。
授業は普段は、講義型の授業なんですが、それを実践にうつして、フィールドワークをしてきました。
それで、Barangayという日本で言うところの自治体のようなところに、生活環境を聞きにいくワークでした。
大学の裏にある所に行ったんですが、そこはもう、その日暮らしをしている人たちが住むような所です。
グループになって、行動して、聞くのはタガログ語を使うので、私はなんにも分からずただついて回るという感じでした。
でも、結果はまとめるので、それで情報を得る感じでした。
今回私のグループは5つの家族に聞き取り調査をしたのですが、
特に印象的だった家族は、月収はが5000~(10,000円くらい)で、板を合わせて作ったような3畳ほどの簡易住宅で生活をしており、お父さんとお母さんが30前後で、子供が4人とういうような家族でした。
このような家族でも、3食は何かしらを食べており、トイレは自治体共同のトイレを使うそうです。
この夫婦は高校までは卒業しているそうですが、現状の生活に特に不自由を感じないそうです。
マクドナルドの値段がその国の物価を表すとよく言われています。
ここフィリピンではマクドナルドのビックマックセットの値段はP160(320円)で、この家族の月P5,000では生活がかなり厳しいことが分かります。
ビックマックセットを買おうとすると、月収の3,2%をも占めます。(ちなみに日本だと、例えば30歳くらいだと月35万円だとして、ビックマックが700円くらいでしょうか?そうすると、占める割合は0,2%です。)
なのにこのような人々は、あまり将来設定が高くなく、現状に満足しているような感じでした。

日本でよく言われているボランティアは、このようなもしくはもっと貧しい人たちに優しい手をさしのべようとうものが多いですが、現状を知ってしまうと、日本で言われているボランティアのあり方に一方的な思いがあり、独りよがりすぎるようで、疑問を感じました。


では、また:)

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