日別アーカイブ: 2011年7月7日

七夕

こんにちは

今日は風が吹いているせいか、涼しく感じますね

今日は七夕ですが、お天気があまりよくないようで、
星は見られそうもありませんね・・・

七夕と言えば、もちろんみなさん知ってますよね?
「織り姫と彦星」の伝説
七夕の伝説は日本だけではなく、アジアやヨーロッパなどでも
天の川の伝説はあるそうですよ
七夕伝説の発祥とされる中国では、こんな伝説が語り継がれています。

はるか昔、天上の東方に住んでいた七人の美しい姉妹がいました。
彼女たちが織る布からできた衣は“天衣(てんい)”と呼ばれ、
羽織れば天地の間を思うままに行き来できるというもので、
ある日、この天衣を羽織って地上に行き、水浴びをすることにしました。

一方、地上では、一人の若者が年老いた牛とともに貧しい暮らしをしていました。
ある日突然、その年老いた牛が言葉を話し、こう言いました。
「今日は天上の美しい天女たちが地上に降りてきて、川で水浴びをするはずです。
その間にそっと天衣を盗んでしまえば、天女は天に戻れず、あなたの妻になるでしょう。」

それを聞いた若者は、川のほとりで天女たちが降りてくるのを待っていると、
七人の天女たちが次々と地上に降り立ち、楽しそうに水浴びを始めました。

若者は隠れていた木陰から飛び出し、すばやく天衣を一枚、奪い取りました。
突然男が現れたことに驚いた天女たちは、次々と天衣を手に取り、逃げて行きましたが、
若者に天衣を奪われた末の妹だけは天へ戻ることができません。
天に帰ることをあきらめた天女は、若者の妻となりました。
そうして若者は田畑を耕し、天女ははたを織って暮らしました。
やがて、息子と娘の二人の子供が生まれ、四人は幸せな生活を送っていました。

ところが、ある日、いつまでたっても戻ってこない天女に天の上帝が怒り、神兵を送って、
天女を連れ帰ってしまいました。
茫然とする若者に、年老いた牛が言いました。
「天女を追いかけなさい。人間は天に昇ることはできませんが、
私を殺して皮をはぎ、その皮をまとえば、天に昇れます。
年老いて働くことができない私を大切にしてくれたあなたにできる御恩返しは
これしかありません。」

若者が迷っていると、牛は自ら柱に頭を打ちつけて死んでしまいました。
若者は泣きながら牛を皮をはいで、まとい、二人の子供と天に昇っていきました。

上へ上へ昇っていくと、神兵に連れられて行く天女の姿が見えてきました。
やっとのことで追いつき、子供たちが手を伸ばして、母親のたもとをひっぱろうとした時、
天の一角から巨大な手が伸びてきて、天女と若者たちの間にさっと一本の筋をひきました。
それは上帝の妹である西王母の手で、頭につけていた金のかんざしを抜いて、
それで天に筋をひいたのでした。
すると、たちまちそこから水が溢れだして大河となり、
若者と天女の間はとても大きく広がってしまいました。
それを見た小さな娘が言いました。「そうだ!ひしゃくで川の水をすくい取ろうよ」
すぐに父と二人の子供は流れる銀河の水を一杯、一杯、すくい始めました。
これを見た上帝は、妻に対する若者の愛情と母を慕う子供たちの健気さに心打たれ、
毎年七月七日の夜だけ夫婦親子が川を渡って会う事を許したのでした。

どうでしたか
やはり日本と少し違いますね。
中国語の先生に伺ったところ、
中国では旧暦の七月七日が七夕だそうですが、
近年は毎年と言っていいほど、雨が降るそうです

他の国でも七夕にまつわる伝説、たくさんあるみたいなので、
比較してみるとおもしろいかもしれませんね

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