まず外務省の中東とヨルダンの渡航安全情報を見てほしい。
地図で着色図を見ればわかるが、周りの国は真っ赤である。
別に共産化したとか、真っ赤な嘘だとかそういうわけでもなく、とにかく危険度が高い。
今日、中東世界をにぎわしているのがイスラム国だろう。
ヨルダンはその周りにあるだけでなく、内戦状態のイスラエルや、いまだ不安定なレバノンなどの国々に囲まれている。
ヨルダン外務省の推計だと、一日1000人ほど流入しているそうである。ナショナルジオグラフィック:下記サイトより。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140901-00000000-natiogeog-int
すでに14年1月頃には国内難民は人口の1割を超え政情は不安定となったらしい。
しかし、自分の住むシリア国境のヨルダンの町はいかにも平穏な空気が漂い、ヨルダン人はのんびり屋だとつくづく思っているこの頃。
シリア戦場ではイスラム国等苛烈な戦闘は続いているものの、おそらく被占領地域ではのんびりな空気がもしかしたら流れているのではないかと思ったりもする。事実、占領地域では住民らに苦難の行進を強いている話は聞かない(但し、イスラム国の場合はイスラム教に改宗した者、イスラム教だったものを除いて、苦行を強いている。逆を言えば苦行を強いていない)。
国境近くの丘からシリアの町をを観察してもまた、平穏なのは同じことである。帰国するまで平穏無事でいたいものだ。